セイルフィンモーリー(学名Poecilia velifera)は、メキシコに分布する熱帯魚。大型卵胎生メダカのひとつで、名前のとおり、オスの背びれが大きくセイル(帆)のように広がる。原種の体色はベージュに光沢のある白いスポットが多数入るもので、このスポット模様は体色の変化した改良品種でも維持される。
現在、熱帯魚店で多く売られているセイルフィンモーリーは以前「ジャイアント・セイルフィンモーリー」として売られていた大型のもので、以前は比較的小型なPoecilia latipinnaがセイルフィンモーリーとして売られていた。
全長約12cm。丈夫な魚で、飼育、繁殖とも容易である。古くから多くの改良品種が作出されている。